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新山眞弓(表眞弓)のホームページへようこそお越しくださいました。誠にありがとうございます!
私の演奏における専門分野は主に「ピアノ」です。
音感教育(親の考え)の視点から、幼少期からピアノを学ぶより先にソルフェージュを勉強することから始めました。その成果もあってか、作曲や編曲を学ぶ機会に恵まれた時、それらを総合した形での「電子オルガン」の編曲・演奏にも活動の幅が広がりました。
最初に手掛けたのは、ラベル作曲のピアノ独奏曲《古風なるメヌエット》でした(出版コードN2103)。
この曲はオーケストラバージョンも出版されていましたので、スコアから楽器編成を確認し、多くのオーケストラの演奏を聞いて、それぞれの音量バランス等も研究しました。
そこから、主に右手で旋律部分、左手で内声部、左足で低音部の楽器を設定していきました。演奏するまでが結構、気の遠くなる作業とも言えます。
近年の電子オルガンは原音に近い音色で、思った以上に生のオーケストラの響きとあまり遜色のない表現ができそうというのが第一印象でした。
この曲をリサイタルで、ピアノ独奏と電子オルガン独奏の比較演奏を試みました。
(日演連山田康子基金による助成コンサート「新山眞弓修了記念リサイタル(ピアノ&電子オルガン独奏)」於:岡山県立美術館ホール 1993)
その後、ムソルグスキーの大曲《展覧会の絵》の編曲にも挑戦し、リサイタルで全曲披露しました。
(新山眞弓リサイタル(ピアノ&電子オルガン独奏)於:岡山県立美術館ホール 2001)
電子オルガンはピアノと比べて音色自体が多彩ですから、お客様から「まるでオーケストラを聴いているような感動でした!」と評され、ピアノで演奏する以上に楽しんでいただけたと感じました。
その理由の一つとして、打楽器群のパートを予め組み込める機能等が、臨場感溢れるフルオーケストラの表現に一層繋がり、これこそ電子オルガンの機能の強みだと実感しました(出版コードN2102)。そして何より、自分自身もとても楽しかったです。
お気づきのように、ピアノだけのリサイタル、電子オルガンだけのリサイタルは巷でよく開かれていることですが、私はその両方をプログラムに構成したソロリサイタルを披露してきました。
ですから、ピアノリサイタルと電子オルガン一台でオーケストラも聴くことができる、“お得”な演奏会ということになります。
電子オルガン奏者は、電子オルガン何台かで編成し、当然のことながら何人かで一つの交響曲を演奏することが多いのです。
しかし私は、あくまで「一台の電子オルガン」ということに拘り、編曲・音色設定・演奏をすべて一人で行ってきました。
このことが、自身の演奏スタイルのオリジナリティだと思っています。
それを活かした演奏会として、私がオーケストラ部分を演奏するスタイルの、ピアニストと二人でのピアノコンチェルトも披露しています。
「ピアノと電子オルガンによるクリスマスコンサート」於:東条コスミックホール 1994(ピアノ:井澤利、電子オルガン:新山眞弓)(出版コードN2105)
さて、「演奏会」といって必ず思い浮かぶのが「ステージ・フライト」、つまり、舞台での「あがり」です。演奏者であれば誰もが一度は経験があると思います。
「本番は練習とは別次元」というのが幼少期からの不安でした。「どうすれば本番に納得のいくパフォーマンスができるのだろう…」という思いを持ち続けていました。
在職中(兵庫教育大学)に出逢った、ストレス・マネジメント教育を研究してこられた先生に出逢い、リラクセーション技法を学びました。
スポーツの分野では、東京オリンピックの頃から研究されてきましたが、リラクセーション技法を演奏の分野に初めて取り入れ、舞台での本番にも効果的だという研究成果を博士論文にて提案しました。
https://doi.org/10.15043/00000049
具体的には、自律訓練法(AT)や筋弛緩法、イメージ・トレーニング等ですが、簡素ですぐに誰にでも実践できる技法として「10秒呼吸法」もお奨めです。
「教員養成系大学の学生におけるピアノ実技『あがり』抑制効果に関する検討 ‐10秒呼吸法を活用して‐」
新山眞弓 日本教育大学協会研究年報(33)1‐12 2015
ところで、演奏で重要なことは、もちろん「テクニック」ですが、そのうえでもっとも大切なことは「表現力」です。
楽曲の解説を掲載している楽譜は沢山あります。例えば、その作曲家の生い立ちとか時代背景等…。しかし、それを理解しても、直接、具体的な表現に繋がるわけではありません。
また、作曲家の指示記号、例えばフォルテやクレッシェンド等の強弱記号やリタルダンド等の曲想に関する指示においても、どの程度の音量でどんなタッチで具体的にどう演奏すれば良いのかもファジーです。
音符一つ一つに意味はありません。単なる記号と言っても差し支えないでしょう。それが、楽譜そのものの限界とも言えます。
演奏家は作曲家がデジタル化して示した楽譜を辿って(楽曲分析・演奏解釈法)、アナログ変換して演奏するということになるでしょう。
作曲家の意図を十分汲み取るには、演奏表現に直結した楽曲分析・演奏解釈法が必要不可欠です。
それを具体的な方法として提案されているのが「保科理論」です。
その保科理論を基に、ピアノ独奏曲や歌唱教材等の楽曲分析・演奏解釈を分かりやすく1冊の本にまとめました。
詳細は、平成28年度日教弘本部奨励金による研究を基に改訂した『音楽表現のための楽曲分析・演奏解釈』(新山眞弓 マザーアース 2018)を是非ご覧になってご参考にしていただけたら幸いです。
より素敵な演奏をご披露くださいませ!
Mayumi Niiyama(Mayumi Omote)


